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PROJECT 04

風力発電プロジェクト

総合エネルギー企業への道のり

MISSION

石油精製販売企業から総合エネルギー企業へと舵を切ったコスモエネルギーグループでは、持続可能な社会を見据え、エネルギー供給の多角化の推進に向けて、クリーンな再生可能エネルギーに注力している。その中でも、近年積極的に事業展開を進めているのが風力発電だ。グループを総合エネルギー企業に導く、未来志向のプロジェクトに携わる意義とは。

近藤 大介

コスモエネルギーホールディングス(株)
関連事業統括部 電力事業総括グループ

2005年入社。商学部 商学科 卒業。大阪支店に配属となり、サービスステーションの担当や特約店の営業担当を経験した後、東京支店に異動となり、引き続き営業活動に従事。その後、経理部を経て、経営企画部でグループの業績管理を担当。2017年4月より現職に従事している。

総合エネルギー企業への挑戦が始まった

2015年10月、ホールディングス体制に移行したコスモエネルギーグループ。コスモエネルギーグループは、もはや単なる石油精製販売企業ではない。総合エネルギー企業としての新しい局面に入りつつあるのだ。

近藤「コスモエネルギーグループは以前から石油製品以外の取り組みは行っていたものの、体制と名称の変更にともない、総合エネルギー企業としての事業展開をさらに加速させています。特に、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーに注力しています」

太陽光発電事業に関しては、昭和シェル石油と日本政策投資銀行との共同プロジェクトにより、全国8ヶ所でコスモ石油の油槽所の跡地などを活用した発電所がすでに商業運転中だ。そして風力発電事業に関しては、2010年に北海道や東北地方を中心に風力発電設備を保有するエコ・パワー株式会社をグループに迎え、本格的に参入を果たした。こうしたグループの電力事業に関する事業戦略の策定や推進を行っているのが、近藤の所属する電力事業統括グループだ。風力発電事業においてはエコ・パワー、火力発電事業においては四日市霞パワー、太陽光発電事業においてはCSDソーラーをそれぞれ管理している。

近藤「コスモエネルギーグループの新たな事業の柱を築くという重大な責務を担っている部署です。その中でも私が携わっている風力発電事業は、グループ内での期待が特に高い将来性の大きな事業です」

建設が加速する風力発電業界

2010年にグループの一員となって1年でエコ・パワーは黒字化を実現。その要因はメンテナンス体制の確立と効率化にあった。また、エネルギー供給の多角化に向けて次の事業を探るコスモエネルギーグループの方向性とも合致していたことで、風力発電事業は加速した。

近藤「現在の発電容量22万kWから、2022年には2倍近い規模まで引き上げることをめざしています。中期経営計画の通り、2017年までに大型の発電施設を3つ立ち上げ、風力発電施設の拡大に急ピッチで取り組んでいるところです」

近年の事業展開のスピード感には目を見張るものがある。なぜ、これほどのスピードで発電所を立ち上げているのか。

近藤「風力発電事業は、FIT(固定価格買い取り制度)の導入により安定した収益が期待できる確度の高い事業です。一方、日本国内で建設できる場所は限られています。他社よりもいち早く適した場所に建てようという、いわば陣取り合戦のような状態なのです」

近藤はエコ・パワーと本社の経営企画部の間に立ち、現在は新たな中期経営計画の策定に携わっている。エコ・パワーとして挑戦したいこと、本社として挑戦できること。両者のバランスを取るのが近藤なのだ。

近藤「将来を見据えれば必要な事業であるとはいえ、発電設備をつくるにはコストがかかります。しかも、すぐにリターンが返ってくるものでもありません。踏み出すことが難しい意思決定だからこそ、私たちが根拠を持って“やるべき理由”を説明することが求められるのです」

発電所の大型化、そして洋上風力発電へ

近藤が現在の部署に異動してきたのは2017年。それ以前は近藤自身が経営企画部に所属し、グループ全体の業績管理に携わっていた。現在の立ち位置とは逆に莫大なコストがかかる発電所の建設を進める意義を確かめる立場にあったわけだ。だからこそ、新たな風力発電所を建設する意思決定の難しさは十分に理解している。そのうえでなお、事業に近い立場として“やるべき理由”を語り、説得する必要がある。

近藤「かつては400kW程度の小さな設備が多かったものが、現在は2000kWと大型化しており、建設費用は増加傾向にあります。さらに今後は、“洋上風力発電”という今までにない困難なステージに突入していきます。風力発電に適した土地が減りつつある中で、業界全体の流れとして、今後は洋上への進出が増えてくると見込まれています」

洋上風力発電となるとコストが跳ね上がり、金額の桁が一つ変わってくる。さらには、まだ法整備も確立されておらず、競合他社の動きも見えにくい。確実性がない未来の状況を、どのように読んでいくのか、という視点も必要となる。

近藤「できるだけグループの経営に負担のない投資をすべきなのは承知していますが、洋上風力発電については特に判断が難しい。今はまだプレーヤーがほとんどいません。しかし、これから条件のいい場所から取られていくのは明らかです。余裕が生まれてから投資しようというスピード感では、間違いなく出遅れてしまいます」

未来の再生可能エネルギーを支えるために

風力発電事業は、非常に足の長い投資になる。建設を行う候補地が上がったとして、そこからまず数年かけて風の状況を調べ、環境アセスメントを行い、建設にまた数年の月日がかかる。

近藤「今、私が関わっている発電所が立ち上がる頃には、後任者に引き継いでいる可能性が高いでしょう。ですがバトンを引き継いできたからこそ、自らの仕事に責任を感じますし、私自身も次の世代にバトンをつないでいかねばならないと感じています」

短期的にはなかなか形が見えてこない、難しい仕事だ。それでも、コスモエネルギーグループの風力発電事業を導いているのは間違いない。政府の方針としても、2030年までに再生可能エネルギーの比率を20%以上に引き上げるという目標を掲げており、風力発電事業はそれらの方向性とも合致している。

近藤「これから何十年も先の未来を見据えて、自分たちの子どもや孫の世代にクリーンなエネルギーを残していきたいと考えています」

今のところ、コスモエネルギーグループの主軸事業は石油関連事業だ。しかし、やがて必ず変革期は訪れる。人々がより豊かな暮らしを送れるよう、エネルギーの多角化に取り組まなければならない時代が来るだろう。近藤の夢は、電力事業を石油関連事業に並ぶ事業の柱にまで育て上げることだ。

近藤「コスモエネルギーグループが完全な総合エネルギー企業になるためには、電力事業は欠かせない事業です。やがてはグループ全体を支えるような事業に育てていきたいですね」