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プレスリリース

持株会社体制への移行準備開始に関するお知らせ

2015年2月5日
コスモ石油株式会社
経営企画ユニット
コーポレートコミュニケーション部 広報室

コスモ石油株式会社(代表取締役社長:森川桂造)は、本日開催の取締役会において2015年10月を目処に持株会社体制に移行するため、その準備を開始することを決議しましたので下記のとおりお知らせいたします。

なお、持株会社体制への移行は株主総会決議による承認および関係官公庁の許認可等が得られることを条件に実施する予定です。詳細事項につきましては、決定次第改めてお知らせいたします。

1.持株会社体制への移行の背景

当社グループを取り巻く経営環境は原油価格の急激な変動や国内石油製品需要の漸減傾向、および再生可能エネルギーの導入拡大等、大きく変化してきています。
こうした変化の中で業界各社は国内石油事業以外へのポートフォリオの拡充や再編の動きを加速させつつあります。

当社グループは、「グローバルな垂直型一貫総合エネルギー企業」への転換を経営ビジョンとして掲げ、石油精製販売事業を中心とした徹底的な合理化や資源開発・リテール・風力発電の各事業を成長ドライバーとした経営資源のシフトに取り組み、事業ポートフォリオの転換を目指しております。しかしながら、依然として経営資源は石油精製販売事業に偏重しており、この配分の最適化が課題となっています。

今後当社グループが持続的な成長を遂げるためにはグループ全体を俯瞰して限られた経営資源の最適配分を行い事業単位での競争力を強化していく必要があります。これを実現する上で持株会社体制へ移行することが効果的であると判断しました。

なお、ガバナンス強化の観点からも「経営監督機能」と「業務執行機能」を分離する持株会社体制は適していると考えております。

2.目的

当社グループは、以下の目的を持って持株会社体制への移行を目指します。

(1) 事業競争力の強化と持株会社の収益安定化

事業会社では、責任と権限が明確化されることにより意思決定の迅速化および従業員のプロフェッショナル化とモチベーション強化を図り、事業環境の変化に適した機動的な業務執行により企業価値の向上を目指します。

持株会社では、市況変動による在庫評価損益等の事業リスクを切り離し、安定的な収益確保が可能な体制への移行を目指します。

(2) グループ経営強化と経営資源シフトの加速

「グループ経営の監督」と「業務の執行」を分離し、持株会社がグループ経営方針の決定に専念することで、グループ全体の視点から求心力を持って最適な経営資源配分の実現を目指します。

(3) 事業毎のアライアンス推進

事業領域毎の組織体制を確立することにより経済環境や事業環境の変化に対して事業単位で柔軟かつ迅速なアライアンス戦略を追求します。

3.持株会社体制への移行方法および今後の予定

持株会社体制移行の具体的な方法については今後検討の上決定する予定ですが、いずれの方法による場合であっても、現在当社の株主である皆様が引き続き上場会社である持株会社の株式を保有することとなる方法で実施する予定です。

持株会社体制への移行スケジュールは以下のとおりです。

2015年 5月(予定) 持株会社体制移行に関する取締役会決議
2015年 6月(予定) 持株会社体制移行に関する株主総会承認(定時株主総会)
2015年10月(予定) 持株会社体制へ移行

4.持株会社体制へ移行後の統治形態及びグループ体制(イメージ図)

ガバナンス強化を目指し持株会社の統治形態は監査等委員会設置会社とすべく、グループ体制については持株会社および中核3社による事業体制の確立を基本として、持株会社体制への移行準備を進めてまいります。

<図>

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
コスモ石油株式会社 経営企画ユニット コーポレートコミュニケーション部 広報室 前田・潮田
電話 03-3798-3101 FAX 03-3798-3841


本文ここまで