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プレスリリース

平成25年度石油学会技術進歩賞受賞について

2014年5月27日
コスモ石油株式会社
経営企画ユニット
コーポレートコミュニケーション部 広報室

コスモ石油株式会社(代表取締役社長:森川桂造)は、直接脱硫装置で処理する原料油の重質化が可能となる残油水素化脱硫触媒の開発を行ってまいりました。この度、この開発技術が高く評価され、平成25年度石油学会技術進歩賞を一般財団法人石油エネルギー技術センターと連名で受賞しましたので、以下の通りお知らせいたします。

受賞名 平成25年度 石油学会 技術進歩賞(*1)
受賞題目 「新規な亜鉛・リン修飾残油水素化脱硫触媒の開発と実用化」
受賞理由 直接脱硫装置で処理する原料油を重質化しても従来と同等性状の生成油が得られる
「残油水素化脱硫触媒」を開発し、千葉製油所における実証運転に成功して実用化に
至りました(*2)。
これらの実績が認められ、石油学会より触媒性能を格段に向上させたことを評価いただき、
本受賞に至りました。
技術内容 本触媒は、亜鉛とリンで触媒を修飾して触媒表面の酸点を制御することによって高い初期脱硫活性を維持しながら活性劣化を抑制した「新規な亜鉛・リン修飾残油水素化脱硫触媒」です。本触媒に より、直接脱硫装置における残油処理増加や、より重質な原油由来の残油の処理が可能となります。
写真:受賞の盾を受け取る当社中央研究所 中嶋社員
受賞の盾を受け取る当社中央研究所 中嶋社員
  • *1)本技術進歩賞は、石油学会が石油、天然ガスおよび石油化学工業、ならびにこれらに関連する個々のプロセス、または個々の機械および装置について、技術開発または改良を行い、すぐれた業績をあげたものに授与される賞です。
  • *2)当社は、2007年より経済産業省の補助金を受け一般財団法人石油エネルギー技術センターが実施した「革新的次世代石油精製等技術開発事業」に参画し、当開発触媒の製造技術を2010年に確立、2012年には商業装置に約450トンの触媒を導入して実証運転を実施しました。この実証運転を通じて新規開発触媒が想定どおりの性能であることが確認され、現在の実用化に至っています。
以上

【本件に関するお問い合わせ先】
コスモ石油株式会社 経営企画ユニット コーポレートコミュニケーション部 広報室 前田・坂田
電話 03-3798-3101 FAX 03-3798-3841

本文ここまで