共通ナビゲーションを飛ばす
プレスリリース

「千葉製油所屋外タンクからのアスファルト漏洩事故調査委員会」の
経過報告について(続報)

2012年8月30日
コスモ石油株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報室

コスモ石油株式会社(本社:東京都港区、資本金:1,072億円、代表取締役社長:森川桂造)千葉製油所で発生致しましたアスファルト漏洩事故(6月28日既報)につきましては、地域の皆様を始め、関係する多くの方々に、多大なご迷惑とご心配をおかけ致しました事を心より深くお詫び申し上げます。

今般、第3回事故調査委員会(委員長:横浜国立大学 関根和喜特任教授)を本日開催致しましたので、その検討内容および今後の方針について、以下の通りご報告致します。

1. 現時点での検討結果 これまでの調査により、事故発生の直前にアスファルトタンク上部の通気口から多量の水蒸気が目撃され、事故発生時には鈍い破裂音が確認されている事から、タンク内に混入した水の沸騰に伴い、アスファルトが上部へ押し上げられたことにより内圧が上昇し、タンク上部が開口したと推定致しました。

  1. タンク内に水が混入した原因
    タンクおよび付属配管等を調査した結果、屋根板および側板上部付近の保温材下において、外面腐食による開孔が確認され、そこより雨水がタンク内に混入したものと推定致しました。当該タンク内のアスファルトは製品アスファルトを生産する際のブレンド材として使用するものであり、水よりも密度が小さい為(*)、水が混入した時は、製品アスファルトと異なりアスファルト内に沈み込みます。
    タンクは通常170℃を保持していますが、精製装置の稼働停止に伴い1年以上常温期間があった為、内部へ混入した雨水がアスファルト内に沈み込んだ状態であったと考えられます。

    (*)<密度(15℃)>
    製品アスファルト
    : 1.02~1.04
    [グラム/立方センチメートル]
    当該タンクのアスファルト
    : 0.97[グラム/立方センチメートル]
  2. タンク上部が開口し、アスファルトが流出した原因
    当該タンクの点検を目的として、常温状態であったアスファルトを加温して別タンクに移送する準備をしておりました。加温に伴い、アスファルト内に沈み込んでいた水が底部に滞留、その後沸騰し、水蒸気によりアスファルトが上部へ押し上げられ、タンク上部が開口し、水蒸気とともにアスファルトが流出したものと推定致しました。
    当メカニズムについては、再現実験やシミュレーションにて確認しております(下記参照)。
    尚、タンク内部での爆発やアスファルトの燃焼についても調査致しましたが、その痕跡は確認されませんでした。
  3. アスファルトが海上へ流出した事について
    アスファルトタンクの敷地には囲いを設置しておりましたが、一部のアスファルトが囲いを越え、近くの排水溝に入り、海上へ流出しました。
  4. 再発防止策について
    アスファルトタンクの管理手順、および運用方法、海上流出を防止する為の施策について、引き続き委員会で検討してまいります。
2. 今後について 最終的な事故原因および再発防止策については、9月に開催を予定している第4回事故調査委員会で検証・総括し、「事故調査報告書(仮称)」として取りまとめる予定です。
<タンク開口までのメカニズム>
タンク開口までのメカニズム

以上

【本件に関するお問い合わせ先】
コスモ石油株式会社 コーポレートコミュニケーション部 広報室 前田・坂田
電話 03-3798-3101 FAX 03-3798-3841

本文ここまで

Copyright© COSMO ENERGY HOLDINGS Co.,Ltd. All Rights Reserved