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北タイ山岳地帯 共有林地図作成

エコカード会員×1,240人の支援(寄付金500円/人)で、1つの村の地図を作成できました。

北タイ山岳部で、地元住民が森を利用して持続可能な暮らしを営むために、国有化された森を「共有林」として申請するのに必要な地図づくりを支援しています。また、村のさまざまな情報をまとめた「村の百科事典」を地図とあわせて村人と共に作成します。

パートナー:Link~森と水と人をつなぐ会~






2012年度の活動

背景とプロジェクトの概要

タイでは、かつての大規模な森林伐採とそれによって起きた災害・環境破壊を教訓に、厳しい森林保護法が制定されています。一方で、以前から森を利用して暮らしていた地域住民の暮らしは、森の利用が制限されたことにより、貧困に陥っています。

そこで、日々の生活に欠かせない村周辺の森(共有林)の一定の利用を認めつつ、持続的に森を管理する「コミュニティー林(共有林)法」が考えられました。一旦成立したものの憲法裁判所で廃案になってしまい、地域住民による森の利用は、いまも制限されたままになっています。

一方で、住民が参加しないままに行政が森林の利用区分を決めてしまう例や、基本的に住民の利用を排除する国立公園化が盛んにすすめられています。住民参加による、森林保全を主体とした持続可能な森林保全のためには、住民が自らの土地に関する地図やこれまでの活動記録といった情報を持っている必要があります。

こうしたことから、多くの村で地図作成の要望が高まっており、Linkは村人に地図作成のノウハウを伝えています。さらに、森林を大切にする次世代の人材育成を図るための環境教育もおこなっています。

また、公的な記録の少ない村で、村の概要や歴史、人口、生物資源の情報をまとめ、地図とあわせて「村の百科事典」として作成し、その活用方法を村人に伝えています。

「2012年度に活動した5つの村の1つパパイスィーコン村」の写真
2012年度に活動した5つの村の1つパパイスィーコン村

「ノンイェン村の村境をGPSで測位」の写真
ノンイェン村の村境をGPSで測位

「パパイスィーコン村での歴史の聞き取り」の写真
パパイスィーコン村での歴史の聞き取り


2012年度のプロジェクト実績

2012年度は、センカム村をはじめとする5つの村で「村の百科事典」作成を完了しました。この活動により約1千8百人の村人が「村の百科事典」の利用が可能になりました。

今年度は、一つの行政区の複数の村で活動をおこなうことにより、村単位ではなく、行政区単位で環境保全活動ができる環境の醸成や活動の推進をはかりました。また、チェンマイ大学などの専門家や活動地の中学校と協力して、指標生物によって河川汚濁の度合いをはかる試みもはじめました。普段の生活で慣れ親しんだ鳥や魚を環境汚染の指標とすることで、村人や子どもたちがより関心を持てやすくなりました。

2012年にプロジェクトパートナーであるタイの「Link・森と水と人をつなぐ会」が財団化に成功したことから、灌漑局や郡庁にデータの開示を求めることが容易になり、河川図などの精度も大幅に向上させることができました。

「センカム村で「村の百科事典」のおひろめ」の写真
センカム村で「村の百科事典」のおひろめ

「ノンパカー村で「村の百科事典」の完成式」の写真
ノンパカー村で「村の百科事典」の完成式


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