共通ナビゲーションを飛ばす

サステナビリティトップページ

さらなる成長へ向けて「製油所の安全・安定操業」

特集1:さらなる成長へ向けて「製油所の安全・安定操業」 “変革”を着実に進め、持続的成長をめざす

コスモ石油グループは、2011年3月の東日本大震災および2012年6月のアスファルト漏洩事故により、主力工場である千葉製油所が長期間稼働を停止し、それにより財務体質の悪化を余儀なくされました。
こうした状況にあってコスモ石油グループは、製油所の安全操業こそ最重要な収益基盤であるとの認識のもとに、千葉製油所を中心として、製油所の安全操業に向けてさまざまな変革活動を実施しています。
これにより石油精製販売事業の収益改善を実現し、持続的成長を図ります。

製油所の安全管理体制を変革

2012年度は、安全管理の向上のため、製油所の安全環境部門の体制を再構築しました。これまで各製油所に設置されていた「安全環境室」を、防災・安全管理の推進と指導をする「安全推進課」と、保安・環境法令の遵守および環境管理を推進する「安全環境課」に分け、2課体制としました。さらにこの2課を統括する安全環境担当副所長を新たに置き、安全管理体制の強化を図っています。

製油所安全改革委員会を設立

コスモ石油グループ製油所部門は、2006年から「チェンジ21活動」を推進し不安全不具合の撲滅に取り組んできましたが、千葉製油所で事故が発生するなど、安全目標を達成できませんでした。そこで、製油所の安全確保は経営上の最重要課題との認識に立ち、社長を委員長とした「製油所安全改革委員会」を2013年3月に設立しました。同委員会を軸に、製油所の安全施策の進捗や評価・見直しなどPDCAのマネジメントをしっかり実行し、安全操業・安定供給の実現をめざしています。

*PDCA:Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Act(改善)の4段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善します。

製油所安全改革委員会

千葉製油所をリニューアル、長期的に安全性を高める

コスモ石油グループでは、製油所の安全操業・安定供給を実現するために、ハード・ソフト両面での取り組みを進めています。ハード面では製油所設備の補修・保全を強化し、なかでも千葉製油所には280億円を投じてリニューアルプランを実行します。より広範囲に設備を補修・更新することで、全体的な経年劣化を改善し、長期的な安全性を確保します。
ソフト面では現場力の向上と法令遵守をテーマに、安全PDCAの徹底に取り組んでいます。外部コンサルティング企業や安全専門家の支援のもと、2011年度~2012年度の事故を検証し、業務プロセスの再構築を図っています。

千葉製油所の安全管理活動

写真:千葉製油所の安全管理活動 写真:千葉製油所の安全管理活動

定期整備工事の安全大会を実施

千葉製油所は秋季定期整備工事における安全目標の再確認を目的として、2012年10月、現場安全大会を実施しました。コスモ石油だけでなく、協力会社とともに「安全作業」「ゼロ災害」に対する意識を強化する機会となりました。(写真左/千葉製油所所長・大滝勝久 右/安全大会の様子)

千葉製油所 再稼働への道のり

コスモ石油では、2011年3月の東日本大震災および2012年6月のアスファルト漏洩事故により、主力工場である千葉製油所が長期間の稼働停止を余儀なくされました。その間、四日市、堺、坂出製油所での増産を維持しつつ、千葉製油所の復旧と安全管理体制の整備を進めてきました。

2011

3月11日 東日本大震災発生

東日本大震災を契機に、コスモ石油千葉製油所(千葉県市原市)のLPG貯蔵設備にて火災・爆発が発生。市原市消防局と協力して消火活動に努め、3月21日に鎮火しました。

4月1日 事故調査委員会を設置

社外有識者を含めた事故調査委員会を設置しました。

4月5日 千葉製油所復旧委員会を設置

事故調査委員会の結果も踏まえ、LPG貯蔵設備の安全かつ効率的な復旧をめざしました。

8月2日 事故調査完了

事故の状況・原因および再発防止策(①安全総点検活動、②緊急異常時の対応能力、③再発防止策の進捗管理および水平展開)をまとめ、事故調査委員会を解散しました。

10月/12月 防災訓練実施

大規模地震の発生後、火災が発生したとの想定で訓練を実施。近隣企業や監督官庁との連携・伝達の確認、および近隣住民に向けた広報活動訓練も行うなど、総勢300人で取り組みました。

2012

1月12日 一部の石油精製装置が稼働

全社一丸となって復旧に取り組み、保安検査等を受けた結果、一部石油精製装置が稼働を再開。その他の石油精製装置についても、安全確保を徹底した上で順次保安検査等を受け、稼働再開へ向けて準備を進めました。

3月30日 第2常圧蒸留装置が稼働

原油から石油製品の生産を再開しました。

6月28日 タンクよりアスファルト漏洩

タンク外へアスファルトが漏洩、うち一部が海上へ流出しました。オイルフェンスを展張するなど拡散防止策を講じた上で回収作業を進めました。

7月10日 事故調査委員会を設置

外部の学識経験者および関係機関の方々を含めた事故調査委員会を設置しました。

9月13日 事故調査完了

事故の状況・原因および再発防止策(アスファルトタンクの保全・運用の管理強化)をまとめ、事故調査委員会を解散しました。

2013

1月30日 第2常圧蒸留装置が再稼働

第2常圧蒸留装置の安全操業に努めるとともに、安全確保を徹底した上で、完全復旧をめざしました。

5月10日 第1常圧蒸留装置が再稼働

第2常圧蒸留装置の定期整備による停止に伴い、第1常圧蒸留装置で原油処理を開始しました。

7月24日 2基体制再開

第2常圧蒸留装置の定期整備が終了し、すでに稼働している第1常圧蒸留装置と合わせた2基体制で稼働を再開しました。東日本大震災前と同様の原油処理が可能となり、代替供給コストの解消と輸出再開による収益増が期待されます。

本文ここまで

Copyright© COSMO ENERGY HOLDINGS Co.,Ltd. All Rights Reserved